引き続きましてタイのヒップホップです。
ワルの音楽であるところのヒップホップも、この国ではどこか牧歌的な感じになってしまいます。タイ語の響きが柔らかいからでしょうか。
調べてたらおもしろ音源がザクザク出てきたのですが、まずは説明のために、比較的普通なのから貼ります。
全体に女性の声が民謡っぽい発声だから、というのも牧歌的に聴こえる一因かも。
トラックはリズムマシンの音中心でサンプリングが少ない、シンプルな音です。最初、グライムとか意識してるのかなーと思ったのですが、全部こんな感じだったのでこれがタイ流なのでしょう。
ジャンルの紹介はこのくらいで。この先はおもしろ音源集です。
↑ポンチャックのイ・パクサを髣髴とさせるホニャホニャラップ。
↑いちばん好きな曲。PVがとにかく変。なぜか忍者が出てきたりするのもおかしいですが、お姉さんが白くてデカイまつげをバサバサさせるとこで腹抱えて笑いました。映像に気をとられがちですが曲もすごく変でおもしろいです。
↑PVが変シリーズ。衣装の時点でもう笑う。
↑なんで悪そうな格好なのにおもしろくしようとするのか。
2009年11月29日日曜日
2009年11月27日金曜日
[THAI]RCA Disco music
タイのディスコミュージックです。BPM速めで昔のハードハウスみたいなのにそこはかとなく脳ミソ軽そう、という非常に愛すべきクラブミュージックです。
バンコクにRCAという通りがあってそこに「Route66」を筆頭とするディスコ群が立ち並んでおり、そこでプレイされる音楽がRCA Discoと呼ばれている…。とのことなのですが、当方、現地に行ったことはありませんしそのことを調べたのも何年も前なので今どうなってるのかはわかりません。
さっきからなぜ女の子が踊っている動画ばかり貼り付けているのかというと、別に私の好みだからではなくて、ここに貼れる音源の中で最も充実してるアーカイブがこの動画シリーズだからです。というかYoutubeには他にほとんど音源が見当たりませんでした。
4年ほど前にこの辺の音を収集していたときは、soulseekという耳慣れない名前のファイル共有ソフトで「rca dance」のキーワードで引っぱるとザクザク出てきました。今もできるかどうかは不明です。
最近(でもないですが)では真保☆タイディスコさんという方がこの辺の音源でDJされてるみたいですね。気になった方はそちらへ。
あと残念ながらブログに埋め込みできない設定なのですが、この曲がすごくいいのでぜひ聴いてください。
http://www.youtube.com/watch?v=FkoIvvqeF-w
バンコクにRCAという通りがあってそこに「Route66」を筆頭とするディスコ群が立ち並んでおり、そこでプレイされる音楽がRCA Discoと呼ばれている…。とのことなのですが、当方、現地に行ったことはありませんしそのことを調べたのも何年も前なので今どうなってるのかはわかりません。
さっきからなぜ女の子が踊っている動画ばかり貼り付けているのかというと、別に私の好みだからではなくて、ここに貼れる音源の中で最も充実してるアーカイブがこの動画シリーズだからです。というかYoutubeには他にほとんど音源が見当たりませんでした。
4年ほど前にこの辺の音を収集していたときは、soulseekという耳慣れない名前のファイル共有ソフトで「rca dance」のキーワードで引っぱるとザクザク出てきました。今もできるかどうかは不明です。
最近(でもないですが)では真保☆タイディスコさんという方がこの辺の音源でDJされてるみたいですね。気になった方はそちらへ。
あと残念ながらブログに埋め込みできない設定なのですが、この曲がすごくいいのでぜひ聴いてください。
http://www.youtube.com/watch?v=FkoIvvqeF-w
2009年11月23日月曜日
[SPAIN]Xosé Quintas Canella
スペインの古楽(cantiga)を前回紹介しましたが、こちらは古楽器を使った演奏を行うスペイン・ガリシア地方のフォークグループ、Xosé Quintas Canellaの78年に発表されたレコードからの音源です。
ハーディーガーディーやチター等の古楽器が使われており、ボーカルの歌唱法やアレンジ等にもトラッドの影響が色濃く感じられる、大変素晴しい演奏です。
ハーディーガーディーやチター等の古楽器が使われており、ボーカルの歌唱法やアレンジ等にもトラッドの影響が色濃く感じられる、大変素晴しい演奏です。
2009年11月21日土曜日
[TAIWAN]Black Metal in Taiwan
今回はかなり趣向を変えて、ブラックメタルです。
しかも台湾の。
どうやらアジアを代表するブラックメタルバンドらしいのですが、
メタル!な音に二胡が突如入ってきたり、背景に提灯っぽいものが多数並んでたりしてアジアンテイストが効きまくってます。
参考:
http://metalgate.blog.drecom.jp/archive/325
2009年11月17日火曜日
[SOUTH AFRICA]Soweto Gospel Choir
南アフリカのSoweto地区の賛美歌らしいです。
一昔前の映画のエンディングに出てきそうな感じで欧州本土とは全く違った合唱の感動があります。
まずは紹介っぽい動画。
太鼓も入ります。
おなじみ"O Happy Day"。これ見せられるとメタボ・イズ・ビューティフル感すらあります。
[Turkey]Turkish Pops!
ギリシャ経由で知ったんですが(事前情報はいろいろありましたが…)トルコのポップスがあまりにハズレが少なく特にグルーヴ面でイカしてます。
宗教色が薄いというか、イスラムポップ100%な国よりもトラッドな要素の使い方が洗練されてますね。
引き続きdigります!
[KOSOVO]Kosovo Music
現在も政情不安が続く東欧コソボ。
民族的に不安定なので宗教的文化的にも不安定なのですが、そんなコソボの伝統音楽はどのようになっているのでしょうか。
教会が写ってますが宗教歌でしょうか、笛+太鼓+声グルーヴが凄いです。
こちらも同系列!楽器音は明らかにアジア系ですが…とにかくいい音楽ですね。
2009年11月15日日曜日
[GREECE]Greek Pop Music
ギリシャのポップスです!
ポップスのmix。結構いいのありますね笑
Turkish cypriot Singer "Ziynet Sali"だそうです。
トライバルさとモダンさのバランスがいい、かなり踊れそうです。
Turkish-GreekとかGreek vs Turkishの表記がある音楽が多いんですがなんなんでしょうか…歴史的には関係悪いみたいですが、仲良いのかな。
2009年11月12日木曜日
[PAPUA NEW GUINIA]Sounds from deeep island
インドネシアに並んで秘境を有するパプアニューギニア。
経済状況からあまり注目されることはありませんが、この国では村落単位での自給自足経済が数多く続けられており、従って民族音楽の宝庫でもあります(多分)。
宝庫ということはざっくり検索してもいいものが出てくると言うこと…いくつか見てみましょう。
自然に溶け込みそうな反復と響きの音楽。
こちらはダンス。木を叩くパーカッション?始めて聞く音です。
ポップス!めっちゃ楽しそう…
2009年11月11日水曜日
[SPAIN]Cantigas de Santa Maria
13世紀のイベリア半島に於いてレオン・カスティーリャ両国を統治し、学問や芸術・文化を手厚く庇護し賢王とうたわれたアルフォンソ10世が、当時イベリア半島で広まっていた世俗的な謡曲を編纂させた手稿本が「聖母マリア頌歌集(Cantigas de Santa Maria)」です。
その名の通り、歌の内容は聖母マリアへの讃歌となっているこの歌集に記された譜面を、後世の多くの研究家達が再現しようと試みましたが、研究者によって解釈が様々なために同じ譜面でも異なる編曲の演奏がCD化されているようです。
また「頌歌集」には400以上の譜面が納められており、現在でも全ての楽曲は音源として発表されているわけではないそうです。
Youtubeで"Cantigas de Santa Maria"で検索をすると音源や実際に演奏している動画が沢山出てきます。
なるべく短めで聴いていてもかったるくならなそうなものを中心にいくつか選んでみました。
もしもこういった音楽に興味を持たれた方には、廃盤で入手しにくいのですが「スペイン古楽集成」というシリーズがCDで出ているので、図書館などを探してみるといいかもしれません。
その名の通り、歌の内容は聖母マリアへの讃歌となっているこの歌集に記された譜面を、後世の多くの研究家達が再現しようと試みましたが、研究者によって解釈が様々なために同じ譜面でも異なる編曲の演奏がCD化されているようです。
また「頌歌集」には400以上の譜面が納められており、現在でも全ての楽曲は音源として発表されているわけではないそうです。
Youtubeで"Cantigas de Santa Maria"で検索をすると音源や実際に演奏している動画が沢山出てきます。
なるべく短めで聴いていてもかったるくならなそうなものを中心にいくつか選んでみました。
もしもこういった音楽に興味を持たれた方には、廃盤で入手しにくいのですが「スペイン古楽集成」というシリーズがCDで出ているので、図書館などを探してみるといいかもしれません。
2009年11月9日月曜日
[INDIA]Indian Pop Music
はじめまして岸とか岸岸岸とか申す者です。以後お見知りおきを。
というわけで早速挨拶がてらにインドのおもしろポップスを少し集めてみました。
まずは有名どころですが間違いなく面白いのでしょうがないです。
本当は Naane Maharaja をご紹介したいのですが見つからないのでこちらをどうぞ。
なにやら女を追い掛け回していますが…
いやあパワフルです!
マイケルもビックリです。
こんな感じで楽しんでいただけましたでしょうか?今回は以上です。
次回からはちゃんとした民族音楽を紹介できたらいいなあと思っています。
チャオ!
というわけで早速挨拶がてらにインドのおもしろポップスを少し集めてみました。
まずは有名どころですが間違いなく面白いのでしょうがないです。
本当は Naane Maharaja をご紹介したいのですが見つからないのでこちらをどうぞ。
なにやら女を追い掛け回していますが…
いやあパワフルです!
マイケルもビックリです。
こんな感じで楽しんでいただけましたでしょうか?今回は以上です。
次回からはちゃんとした民族音楽を紹介できたらいいなあと思っています。
チャオ!
2009年11月8日日曜日
[GRENADA]Grenadian Carnival
カリブ海諸島の南端に位置するグレナダ。
人口10万人くらいの国ですが結構音楽出てきますね!
まず、カーニバルの映像。これが圧巻。
訳が分かりません…
サウンドシステムが何かと一体化してる…音楽はかなりチャラいですね。
これはCarnivalの映像に音楽のっけてますが、かなりカッコイイです。
こちらはGrenadian musicですがNYぽいですね。
[USA]Modern Gospel?!?!
ゴスペル巡りをしていたら偶然見つけたんですが、これは一体……
今までに聞いたことのない緊張感のアンサンブル、スピリチュアルジャズっぽい構成、そしてcool極まりない説教…
最後2分くらいが圧巻です。
myspaceありました。
http://www.myspace.com/patrickriddickdvyneworship
ゴスペルの世界まだまだ深そうです。情報お待ちしてます。
[AFGHANISTAN]Afghan pops
アフガニスタンのポップスです。タリバン政権下では偶像崇拝禁止の一環で音楽も禁止されていたようですが、いまでは普通に音楽が楽しまれているようです。
特に前知識もなく集めてみたのですが、リズムに聴いたことのない訛りがあって驚きました。
おっさんの笑顔が気になって音に集中できませんが、たしかに変わったリズムですよね。
もうちょっと新しそうなこっちも訛ってます。
人気シンガーっぽいのですが普通に訛ってます。
伝統音楽もやっぱり訛ってました。
中には訛ってないのもあります。特にクラブミュージックやヒップホップはあんまり訛ってなかったです。
おまけ。ワキ音楽。
特に前知識もなく集めてみたのですが、リズムに聴いたことのない訛りがあって驚きました。
おっさんの笑顔が気になって音に集中できませんが、たしかに変わったリズムですよね。
もうちょっと新しそうなこっちも訛ってます。
人気シンガーっぽいのですが普通に訛ってます。
伝統音楽もやっぱり訛ってました。
中には訛ってないのもあります。特にクラブミュージックやヒップホップはあんまり訛ってなかったです。
おまけ。ワキ音楽。
[CAMBODIA] The Pinpeat, Khmer Traditional Music
ピン・ペアトはカンボジア最古のアンサンブルであり、千年以上の歴史を有するアンコールの伝統音楽です。宮廷、寺院において日常的な儀式の場で演奏され、またカンボジアの影絵芝居であるスバエク・トムや舞踏の伴奏としても欠かすことのできない存在になっています。
竹製のシロフォンと金属製のゴングを中心とする編成でほかに竹製の笛、掌で叩く太鼓、金属製の小さなシンバル、二胡、サントゥールに似た打弦楽器などを用います。
小規模な編成によるもの
中規模以上の編成によるもの
↓part3まであります
今日においてもピン・ペアトは日常的に演奏され、寺院の周辺などでその演奏を聴くことができます。
ストリートにおける演奏ではしばしばシロフォンよりも二胡がメロディックな役割を担当します。
おまけ
カンボジアでは歌謡曲(カラオケ)もかなり人気があり、現地のテレビでも↓のような感じで歌詞字幕付きの番組が放映されています
柔らかいカンボジア語の発音と難解な文字字幕が組み合わさって独特の雰囲気があります。
歌詞の内容に沿っていると思われるコミカルなPVが付いたものもあって面白いです。
2009年11月7日土曜日
[BOTSWANA]Mogwana Dance Troupe
南アフリカの北に位置する内陸国、ボツワナの音楽です。
Mogwana Dance Troupeと呼ばれる一座(日本語資料なさそう…)はどうやらボツワナ周辺の民族におけるダンス・プロフェッショナル・グループで、祭事にてボデイパーカッションを駆使した音楽と踊りを披露するそうです。
とにかく映像こちら!
歌がめっちゃいいですね。。
2009年11月5日木曜日
[INDIA]Ghungroo in Kathak कथक
久しぶりにポストさせていただこうと思いきや、音楽ベースじゃなくて舞踊ベースでごめんなさい。
みなさんご存知の通り、印度は何かといえば踊ります。
今回紹介する動画も「映画の中の舞踊」ではありますが、「踊るほげほげ」とは違って伝統舞踊の王道の1つ、カタックダンスです。
カタックダンスは北印度の伝統的な舞踊で、旋回とパントマイムを中心にしたかなりアクティブなもので、「踊るほげほげ」系のダンスもベースはコレだったり、ちょっと古い時代の映画だと、印度の遊郭的なところで踊る、みたいな場面もよく見かけます。
このヘンでやっとこ音楽に結びつけていきますが、カタックに限らず印度の舞踊では踊り手の足に鈴が鈴なりになったグングルという飾りをつけ、音楽に合わせて、というよりむしろ、踊りつつも演奏の一部として鈴の音に緩急を入れて行くのです。
この映画のこのシーンは数ある劇中ミュージカルシーンの中でも(ワタシ的には今のところ最も)その鈴の音が脳内麻薬大量生産してくれますねぇ。あぁ、すみませんおかしな尺度でw
映像がちょっと荒いのが残念なトコなんですけどね、特に後半の、どんどんテンポが上がってくあたりがたまりません。
ちなみにこの映画はサタジット・レイという監督さんの1958年の作品「Jalsaghar (The Music Room)」という映画で、没落貴族が虚栄も手伝って破産寸前になっても自分の屋敷の音楽ルームでの催しを止められない、という内容だけあって、良質な伝統音楽演奏シーンが満載です。お薦めです。…と言いつつ長いことどこかでDVD入手出来ないかと網を張ってるものの全然手に入りません。
みなさんご存知の通り、印度は何かといえば踊ります。
今回紹介する動画も「映画の中の舞踊」ではありますが、「踊るほげほげ」とは違って伝統舞踊の王道の1つ、カタックダンスです。
カタックダンスは北印度の伝統的な舞踊で、旋回とパントマイムを中心にしたかなりアクティブなもので、「踊るほげほげ」系のダンスもベースはコレだったり、ちょっと古い時代の映画だと、印度の遊郭的なところで踊る、みたいな場面もよく見かけます。
このヘンでやっとこ音楽に結びつけていきますが、カタックに限らず印度の舞踊では踊り手の足に鈴が鈴なりになったグングルという飾りをつけ、音楽に合わせて、というよりむしろ、踊りつつも演奏の一部として鈴の音に緩急を入れて行くのです。
この映画のこのシーンは数ある劇中ミュージカルシーンの中でも(ワタシ的には今のところ最も)その鈴の音が脳内麻薬大量生産してくれますねぇ。あぁ、すみませんおかしな尺度でw
映像がちょっと荒いのが残念なトコなんですけどね、特に後半の、どんどんテンポが上がってくあたりがたまりません。
ちなみにこの映画はサタジット・レイという監督さんの1958年の作品「Jalsaghar (The Music Room)」という映画で、没落貴族が虚栄も手伝って破産寸前になっても自分の屋敷の音楽ルームでの催しを止められない、という内容だけあって、良質な伝統音楽演奏シーンが満載です。お薦めです。…と言いつつ長いことどこかでDVD入手出来ないかと網を張ってるものの全然手に入りません。
[CHAD]
一口にアフリカ音楽と行っても当然あの広大な大陸ですから東西南北に全く種類の違う音楽があります。
あまりにも謎な地域が多いので、まずは国名で検索しつつ未踏地域を探していこうと思います。
ということで中央アフリカはチャド共和国。
音質が悪すぎて全然分かりませんが、画像も含め雰囲気バツグンです。
これはどうやらポップスっぽい感じ。イスラムっぽいビート + 演歌という感じです。
ようやく通常のレコーディングを経た録音に辿り着きました。
探し方が悪いのかとも思いましたがやはり映像資料的空白地帯なのか、digり甲斐がありますね!
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