久しぶりにポストさせていただこうと思いきや、音楽ベースじゃなくて舞踊ベースでごめんなさい。
みなさんご存知の通り、印度は何かといえば踊ります。
今回紹介する動画も「映画の中の舞踊」ではありますが、「踊るほげほげ」とは違って伝統舞踊の王道の1つ、カタックダンスです。
カタックダンスは北印度の伝統的な舞踊で、旋回とパントマイムを中心にしたかなりアクティブなもので、「踊るほげほげ」系のダンスもベースはコレだったり、ちょっと古い時代の映画だと、印度の遊郭的なところで踊る、みたいな場面もよく見かけます。
このヘンでやっとこ音楽に結びつけていきますが、カタックに限らず印度の舞踊では踊り手の足に鈴が鈴なりになったグングルという飾りをつけ、音楽に合わせて、というよりむしろ、踊りつつも演奏の一部として鈴の音に緩急を入れて行くのです。
この映画のこのシーンは数ある劇中ミュージカルシーンの中でも(ワタシ的には今のところ最も)その鈴の音が脳内麻薬大量生産してくれますねぇ。あぁ、すみませんおかしな尺度でw
映像がちょっと荒いのが残念なトコなんですけどね、特に後半の、どんどんテンポが上がってくあたりがたまりません。
ちなみにこの映画はサタジット・レイという監督さんの1958年の作品「Jalsaghar (The Music Room)」という映画で、没落貴族が虚栄も手伝って破産寸前になっても自分の屋敷の音楽ルームでの催しを止められない、という内容だけあって、良質な伝統音楽演奏シーンが満載です。お薦めです。…と言いつつ長いことどこかでDVD入手出来ないかと網を張ってるものの全然手に入りません。
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