2009年11月11日水曜日

[SPAIN]Cantigas de Santa Maria

13世紀のイベリア半島に於いてレオン・カスティーリャ両国を統治し、学問や芸術・文化を手厚く庇護し賢王とうたわれたアルフォンソ10世が、当時イベリア半島で広まっていた世俗的な謡曲を編纂させた手稿本が「聖母マリア頌歌集(Cantigas de Santa Maria)」です。

その名の通り、歌の内容は聖母マリアへの讃歌となっているこの歌集に記された譜面を、後世の多くの研究家達が再現しようと試みましたが、研究者によって解釈が様々なために同じ譜面でも異なる編曲の演奏がCD化されているようです。
また「頌歌集」には400以上の譜面が納められており、現在でも全ての楽曲は音源として発表されているわけではないそうです。

Youtubeで"Cantigas de Santa Maria"で検索をすると音源や実際に演奏している動画が沢山出てきます。
なるべく短めで聴いていてもかったるくならなそうなものを中心にいくつか選んでみました。







もしもこういった音楽に興味を持たれた方には、廃盤で入手しにくいのですが「スペイン古楽集成」というシリーズがCDで出ているので、図書館などを探してみるといいかもしれません。

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