偶然にもミクスチャー物が続きますが、ちょっと東に行きまして、東欧のジプシーパンクです。
流浪しながら土地土地で独自の音楽文化を築いてきたジプシー(=ロマ)音楽ですが(フラメンコもその流れを汲んでいます)、その芸人根性と雑食性は今も健在です。
ロマの血がパンク/ロックと融合したのがこのあたりの音。ここで紹介するバンドの国籍はいろいろですが、最初に紹介するGogol Bordelloのリーダーの出身国から、記事タイトルにはウクライナとつけています。
ジプシーパンクといえば Gogol Bordello です。リーダーはウクライナ出身のEugene、バンド自体はNYで結成されたみたいです。この曲はかなりパンク色が濃いのを選びましたが、それでもアコーディオンの使い方や間奏のフレーズからロマの匂いがぷんぷんします。
並んで定番なのが、こちらの Emir Kusturica & The No Smoking Orchestra 。旧ユーゴ出身です。映画監督のエミール・クストリッツァ監督がメンバーとして参加。去年は来日公演もありました。こちらはもう音からモロジプシー。余談ですが、私がジプシー音楽を聴き始めたのは監督の映画「アンダーグラウンド」を見て衝撃を受けたことがきっかけです。
以上の2バンドが定番な感じですが、せっかくなのでお薦めをもう1グループ。
Boom pam はイスラエルのバンド。ジプシー+サーフロック、なんて言われることが多いみたいです。
ジプシー音楽周辺はクラブミュージック界隈にもおもしろい音が多いので、そのうち改めてご紹介します。
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